マスカーニャデッキの解説

マスカーニャは、exポケモンに対して高火力を発揮する草タイプのアタッカーです。草エネルギー2つで放つとうしのツメは通常60ダメージですが、相手がexポケモンであれば130ダメージに跳ね上がります。1ポイントしか取られない進化ポケモンでこの火力を出せるのは非常に優秀で、対exポケモン戦略において大きな優位性を持ちます。進化前のニャオハのなかまをよぶはデッキから草ポケモンを探せるため、複数の進化ラインを支える土台としても役立ちます。
マスカーニャ+スピアーex
「シャイニングハイ」で登場した2種類の草の2進化ポケモン、マスカーニャとスピアーexを組み合わせたデッキです。スピアーexは早期展開で相手の大型アタッカーを封じるクラッシュスピアが強力で、エネルギー供給を妨害しつつ自分の展開を優位に進められます。終盤では170HPのタンク役としても頼れる存在で、マスカーニャで1~2点を稼いだ後のフィニッシャーとして理想的です。
マスカーニャ+ナッシーex
ナッシーexとマスカーニャという、それぞれ草エネルギー1枚で攻撃可能な最終進化ポケモンを活かした構築です。相手がたねポケモン中心ならナッシーexから入り、大型ポケモンが多ければマスカーニャを主軸にするなど、柔軟なプランニングが可能です。状況に応じてタマタマをいつ進化させるかが鍵で、進化のタイミング次第で試合展開が大きく左右されます。
マスカーニャ+アルセウス
マスキッパとマスカーニャという2体の1ポイントアタッカーで序盤を制し、アルセウスexで締める構成です。スピーディーな試合展開を狙い、エリカなどの回復札よりもナツメやアカギなどの妨害系サポートを優先的に採用しています。アルセウス(通常)を使えば、序盤で無理に2ポイントを渡さずに済むため、ポイント管理の面でも優れています。
マスカーニャデッキの弱点
マスカーニャはexポケモンへの打点が高い反面、非exデッキに対しては力不足です。また、130ダメージは140HPの相手を落とせず、追加のダメージ手段(レッドやゴツゴツメットなど)が必要になります。HPも140と低めで、環境に多い火力ラインに押し負けやすく、防御面でのサポート(大きなマントなど)がなければ一撃で倒されてしまうリスクがあります。
マスカーニャデッキまとめ
マスカーニャは、環境に多いexポケモンに対して非常に強力な1ポイントアタッカーです。進化ラインの安定性と、デッキ内の他アタッカーとの連携が成功の鍵になります。非exデッキや高耐久アタッカー相手には課題もありますが、ポイント計算を重視した構築においては、優れた選択肢となるポケモンです。環境読みと構築次第で、大会シーンでも活躍できるポテンシャルを秘めています。