プテラexデッキ解説
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プテラexは、化石グッズから進化する初のポケモンexです。化石は通常、ポケモンとして扱われる便利なグッズですが、モンスターボール検索の対象外であるため、プテラexの一貫性を損なう要因にもなります。そのため、プテラexは自身のデッキの主軸というより、サポートカードとして使われることが多いです。
サポートとしてのプテラexは非常に優秀です。140HPという耐久力はガラガラexと同等ですが、ランドクラッシュ攻撃は安定した80ダメージをターン2から与えることができます。また、げんしのさだめ特性により、場のポケモンが進化するのを防ぎ、ベンチにいても妨害効果を発揮します。
ひみつのコハク進化段階のおかげで、プテラexはモンスターボールで検索可能なポケモンを中心としたデッキにするのが簡単です。こうしたデッキでは、プテラexは追加の安定したダメージを提供するバックアッププランとして活躍し、たった2エネルギーでプレッシャーを与える優れた選択肢となります。
プテラex+ルカリオ
「時空の激闘」環境で登場したルカリオは、プテラexと抜群の相性を誇ります。ルカリオの特性ファイティングコーチにより、闘ポケモンの与えるダメージが20増加するため、プテラexのランドクラッシュがエネルギーなしで100ダメージを叩き出せるようになります。これにより、ピカチュウex、パチリスex、そして特に厄介なドラゴンタイプを一撃で倒せるダメージラインを確保できます。
さらにファイティングコーチは重複可能であり、2体のルカリオが場にいる場合、プテラexの攻撃力はさらに向上します。通常、進化ポケモンを複数展開するのは難しいですが、プテラexは化石ポケモンであり、リオルが2匹場に出やすいデッキ構成になるため、進化の機会が多く、複数のルカリオを展開することも十分に現実的です。これにより、プテラexデッキはより安定した高火力を発揮できるようになり、闘デッキの新たな可能性を広げています。
プテラex – オコリザル型
このデッキは、「幻のいる島」から登場した新しいオコリザルを中心に構築されています。このオコリザルは、最強の遺伝子版より耐久力やダメージは劣りますが、エネルギー1個で50ダメージを与える点が際立っています。特に、ターン2でサカキを使用すれば、多くのポケモンを倒すことが可能です。
デッキ全体が少ないエネルギーで機能するポケモンで構成されており、多様なツールボックスを持っています。たとえば、サワムラーはベンチスナイプが得意で、コイキングやラルトスなどの進化前ポケモンを早めに倒すことができます。
プテラexは効率的なアタッカーとしてデッキにフィットします。化石進化段階が序盤のオコリザル優先に干渉せず、試合終盤では2ポイントポケモンとして決定打を狙う役割を果たします。また、ターン1でエネルギーをひみつのコハクに付けておけば、スピーダーを使用してターン2でプテラexを展開可能です。
プテラexの弱点
プテラexは140HPと2エネルギーで80ダメージを与える攻撃を持つ標準的なポケモンです。サポートとしては優れていますが、デッキの主軸にはやや物足りません。また、化石進化段階に依存しているため、一貫性を確保するのが難しいです。げんしのさだめの特性は場のポケモンにのみ効果があり、ジャローダなどの重要な進化がベンチで行われることが多いため、回避されやすい欠点があります。また、ランドクラッシュは序盤のダメージとしては優れていますが、進化したポケモンexを相手にした終盤では火力不足となりがちです。
プテラexデッキのまとめ
プテラexは、その汎用性と安定した火力で特に序盤戦や妨害戦術に優れたカードです。げんしのさだめによる進化妨害やランドクラッシュの安定ダメージは、サポートカードとしての役割を十分に果たします。また、オコリザルなどエネルギー消費の少ないポケモンと組み合わせることで、一貫した攻撃戦術を展開できます。
一方で、化石を進化させるプロセスの手間や特性の限定的な効果、終盤での火力不足などの弱点もあります。そのため、プテラexは主軸よりも補助的な役割で活用するのが最適です。多様な戦略とデッキ構築の幅を広げる選択肢として、競技シーンでの注目が期待されるカードといえるでしょう。