メガヤンマexデッキ解説
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無エネルギーで攻撃できるポケモンは、どのデッキにも組み込みやすいという大きな利点を持ちます。しかし、その分ダメージが低かったり、攻撃コストが割高だったり、ステータスが低めに設定されることが多いです。メガヤンマexは、これまでの無エネルギー攻撃ポケモンの基準を引き上げました。エアスラッシュは、エネルギー1枚をランダムにトラッシュする代わりに、120ダメージを与える強力な技です。これはポケモンexの中でも珍しく、同じ3エネルギーでこの火力を出せるのはウインディexやカイリキーexのみです。しかし、メガヤンマexは1回の進化で済み、どのエネルギータイプとも組み合わせられるため、非常に柔軟性が高いです。
さらに、これまでの汎用アタッカー(プクリンexやピジョットexなど)とは異なり、メガヤンマexは弱点を突くことが可能です。最近登場した多くの悪ポケモンは草弱点であり、エアスラッシュは、環境トップの一角を占めるマニューラexやダークライexを一撃で倒すことができます。この特性により、メガヤンマexは「時空の激闘」環境における汎用アタッカーとして、多くのデッキに採用され始めています。
メガヤンマex+ナッシーex
メガヤンマexは草ポケモンと組む必要はありませんが、サポートカードの共有が可能である点から、耐久力のあるナッシーexとの組み合わせが人気です。理想的な試合展開は、まずナッシーexを場に出して相手の攻撃を受けつつ、ヤンヤンマを進化させ、メガヤンマexを育てることです。ヤンヤンマの低いにげるコストのおかげで、もしナッシーexでゲームを開始できなかったとしても、柔軟に交代することが可能です。
メガヤンマex+ディアルガex
メガヤンマexの進化前であるヤンヤンマはHPが低く、ゲーム序盤では狙われやすいという弱点があります。そのため、序盤の場のポケモンとしてディアルガexを採用することで、メガヤンマexを安全に進化させる戦略が考えられます。ディアルガexの「メタリックターボ」を活用すれば、3ターン目までにメガヤンマexへエネルギーを十分に供給でき、ヤンヤンマを攻撃から守ることができます。
このバリアントでは、サポートカードとしてリーフを採用し、ディアルガexがエネルギーを温存したままベンチに下がれるようにすることが重要です。また、アカリを使えば、ディアルガexへエネルギーを即座に移動させ、ヘビーインパクトを3ターン目に打つことも可能になります。初動の安定性を高めるために、鋼タイプのアタッカーとしてエアームドを採用する構築も見られます。
メガヤンマexデッキの弱点
メガヤンマexの最大の弱点は、進化前のヤンヤンマのHPの低さです。わずか50HPしかないため、相手の強力な先制攻撃で簡単に倒されてしまうリスクがあります。そのため、なるべく早く進化させる必要がありますが、メガヤンマex自体のエアスラッシュは3エネルギーを必要とするため、テンポが悪くなりがちです。
さらに、エアスラッシュは攻撃のたびにエネルギーを1枚トラッシュしなければならないため、継続的にエネルギーを供給しなければなりません。この負担が他のポケモンのエネルギー供給に影響を与え、結果的にゲーム全体のペースが崩れることもあります。また、高耐久のポケモンには火力が足りず、特にミュウツーexやリザードンexのようなタフなポケモン相手には、一撃で倒すことができずに逆に狙われやすくなります。
メガヤンマexデッキまとめ
メガヤンマexは、どのデッキにも採用できる汎用アタッカーとして、特に悪ポケモンに対して大きな強みを持っています。序盤から安定して高いダメージを出せるため、多くのデッキで活躍できるポテンシャルを秘めています。しかし、エネルギー消費が激しく、ゲーム終盤における安定感に欠けるため、サポートカードの選択や他のアタッカーとのバランスを考慮した構築が求められます。ナッシーexやディアルガexと組み合わせることで、より安定した戦略を展開することができるでしょう。