「空と海の導き」収録カードまとめ

2025年7月30日(水)、ポケモンカードゲーム ポケットTCGの新たな拡張パック (A4) 「空と海の導き ホウオウ」「空と海の導き ルギア」が登場しました。本弾は『ポケットモンスター 金・銀』でおなじみのジョウト地方を舞台に、ホウオウやルギアなどの伝説のポケモンをはじめ、ベビィポケモンや多くの第2世代ポケモンが収録されています。新しいカードや戦略、さらにはイマーシブカードの導入など、コレクションと対戦の両面で大きな変化が期待されるセットです。
注目のポケモン
ホウオウexは3エネで80ダメージを与えつつ、炎・雷・水エネルギーをベンチの基本ポケモンに加速できるサポート型アタッカーです。ルギアexはその加速を受けて180ダメージを狙う強力なアタッカーですが、必要なエネルギーの色がバラバラで扱いづらく、再攻撃も難しいのがネック。
セットで活かすなら、ベビィポケモンやエレメンタルつけかえと組み合わせてテンポを整える必要があります。派手さはあるものの、環境トップに食い込むにはさらなるサポートが欲しいところです。
エーフィexは場にいることで味方1体のHPを30回復できる能力と、2エネ80ダメージの安定した攻撃が特徴です。ただし効果は控えめで、採用はピン差し程度になるでしょう。一方、ブラッキーexは場でアカギと同じ効果を持つ「ダークチェイス」が強力で、盤面制圧力が非常に高いです。80ダメージの攻撃も優秀で、ゲッコウガやダークライと組むことで高いシナジーを発揮します。環境を変えるポテンシャルを秘めた1枚です。
クロバットexは、1エネで70ダメージに加えてどくダメージを与える驚異的な効率を持ち、今後のどく戦術の中心としてメタの主役となる存在です。ドンファンexはガブリアスexに似た高打点を持ちながら、1進化で運用できるため構築の自由度が高く、ファイティングタイプ復権の鍵となるカードです。ギャラドスはベンチポケモンをトラッシュして最大140ダメージを狙えるユニークなアタッカーで、展開次第で主導権を握ることができます。
注目のトレーナーズ
シルバーは相手の手札を公開し、任意のサポーターを山札に戻せる強力な妨害カードで、メタの中心に据えられるほどの性能を持ちます。コトネはダメージを受けた場のポケモンを自由に入れ替えることができ、特に重い逃げるコストを持つポケモンとの相性が抜群です。イツキはコイントスを確定させるユニークな効果で、特定のカードコンボや妨害戦術の精度を高めることができます。どのカードも戦略性を大きく広げる1枚です。
エレメンタルつけかえは、炎・水・雷エネルギーに対応したエネルギー移動アイテムで、サポーターを消費せずにエネ加速ができるため、ヒカリの代替として多くのデッキで採用が進むと予想されます。ダークペンダントは闇タイプ専用の強力なツールで、ポケモンがきぜつするたびにエネルギーが供給されるため、ダークライなどの闇ポケモンデッキにおいて継戦能力と爆発力を同時に高める1枚として注目されています。
イマーシブカード
今回のイマーシブカードはホウオウexとルギアexの2枚です。迫力あるアートが特徴のこのカードたちは、今後アート修正が予定されており、現在は仮のイラストが使用されています。イマーシブカードとしての収集価値も高く、ファンにとっては注目の的です。
新コレクションファイル&コレクションボード
「空と海の導き」では、新しいデザインのコレクションファイルやコレクションボードも登場します。ジョウト地方のポケモンたちが美しく描かれたデザインは、ファン必携のアイテムです。コレクター心をくすぐる仕上がりとなっており、収納と鑑賞の両立が図られています。
まとめ
「空と海の導き」は、ジョウト地方の魅力を再発見させてくれるセットです。クロバットexやドンファンexなど、対戦環境を塗り替えるポケモンが登場する一方で、シルバーやエレメンタルつけかえといった汎用性の高いトレーナーズも目白押しです。イマーシブカードやコレクションアイテムの充実により、プレイヤーにもコレクターにも満足のいく内容となっています。次のメタを狙うなら、ホウオウパックから手をつけるのがオススメです。